思いを新たに

Mar. 28, 2020

 

 

 

今から2時間ほど前、新型コロナウィルスの感染拡大の状況について安倍首相が会見を行いました。

「現在の状況から気を緩めると、欧米と同じく一気に感染が拡大となるため、引き続き不要不急の外出は避けることと、この水際の状態がある程度の長期に渡るということを理解し、覚悟していただく必要がある。」という内容

私自身、今年1月に中国でマスクが不足しているというニュースはなんとなく記憶にありましたが、この時はその原因など気にもとめず、2月上旬にクルーズ船の乗客下船に関するニュースでやっとウィルスについて知ったという具合で、そこから1ヶ月の間で世界規模の混乱をもたらす問題に発展するとは。

 

現在、建築業界でもトイレやユニットバスの一部など生産や出荷が停止されたものが現場に納入されず、停滞する現場も出てきています。また、私の所属する青年会議所でも多数が集う会議は避け、WEB会議を導入するなど、なんとか流れを止めないようにと心掛け、活動を行なっています。

 

話は、冒頭の安倍首相の会見にもどりますが、この会見のなかで特に印象に残った言葉がありました。

「こういう時だからこそ、人々の心を癒す文化や芸術、スポーツの力が必要です。困難にあっても、文化の灯り絶対に絶やしてはなりません。」というものです。

 

実際、私が習うお茶も4月はお休みとなり、収束を待ちましょう。という判断をされてます。文化と経済を切り離して考えるのであれば、これによって内向きの心(物事の本質について考えることや、当たり前の環境が当たり前でないと気づく)が養われるのであれば、このようなことで、日本の文化の灯りが消えることはなく、より芯の強いものとなる機会だと思います。

 

3月は習い事をはじめ、地域活動に関する会議も自粛ムードとなり、振り返るとこの1ヶ月、その分自然と現場に携わる時間が多かったように思います。改めてではありますが、現場での作業は、若かりし現場監督時代を思い出します。苦労した思い出が多いですが(笑

でも、その時の経験が今の私の、そして奥野建設の礎となっています。

今一度、この機会を前向きに捉え、「建築に携わる」「お客様の家づくりを担う」意義というものと向き合う時間にしていきたいと思います。

 

最後になりますが、いつまでこの状態が続くか見通しのつかない状況ではありますが、皆様も体調には十分お気をつけの上、各自が予防を心がけ、1日でも早い収束を願います。

2020年03月28日 | #伊勢について#O'BLD
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