ひるがの高原ゲストハウス

Feb. 09, 2020

 

 

先月、無事に完成を迎えたひるがの高原のゲストハウス。

プロジェクトのお話をいただいてから、早いもので一年と半年。

この工事は、ご縁あって設計と施工のサブとして携わらせていただきました。

 

 

初めて建設地を訪れたときには、完成時のイメージなど出来ておらず、

壮大なプロジェクトに対し、不安しかなかったことを思い出します(笑)

 

話は変わりますが、安藤忠雄さんが以前「情熱大陸」でおっしゃられていたことが、とても印象に残っています。

中国・上海の保利大劇院–水景劇場の建設中のインタビューのなかで、劇場とはこういう役目を果たすものでなければいけないと、安藤さんが熱く語っておられるシーンがあります。                    でも同時に劇場を手がけるのは実は初めてなので、とても不安だとも。

 

「今までやったことのないことをするという不安が我々にある。それをつくる現場はもっと不安だ。と。そうするとそのうち不安同士が結託をして、自然といい建物へと繋がるんです。みんな携わる人間は、誇りある人達だからこそ、恥をかきたくないと。不安という気持ちが突き動かすエネルギーへと変わるから。」

 

私も大小にかかわらず現場を振り返ると、環境の難しい現場や難易度の高い現場の不安というのは、取り越し苦労に終わってきたように思います。現場の職人さんに支えていただき、なんだかんだで乗り切ってきたような。そのうらでは現場で失敗する夢を見たり、寝言をいうのは、よくあることですが(笑)

 

さて、現場もいよいよ着工となり、傾斜地の掘削から基礎工事へと順調に進みます。

 

 

鉄骨建て方は七月末から行われましたが、高地だけあって、とても涼しい環境で作業をすることができました。鉄骨工事が完了しても、これからの仕上げのボリュームを考えるとまだ3割程度しか進捗してないという状況。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これより、仕上げ工事へと進みます。

次回に続きます!

2020年02月09日 | #伊勢について#O'BLD
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